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Xeon phiを使う際の注意について [PC]

アメリカでは個人でXeon phiを購入して使っているギークな人たちがいる。
しかし、日本でXeon phiを個人で使う人は非常に稀だと思う。
なぜなら、単体での購入ができないから。できたとしても1枚20万以上するので、ちょっと趣味で購入するという人がいるとは思えない。まだNVIDIAのTeslaを使うだろう。

しかし、昨年末ぐらいにインテルがアメリカでXeon phiのキャンペーンを行っており、S31P1という特殊なモデルだが、200ドル以下で販売している。しかしながらいろいろ取り扱い店に問い合わせてみても、結局購入できなかったが、最近Amazon.comで230ドル程度で購入できるようになった。
今回それを購入してみた。

Xeon phiを利用するにあたり、注意しなければならないことがある。Xeon phiはPCIEに接続する拡張ボードで、消費電力が多いもので300Wは必要となる。ただし、それ自体は昨今のハイエンドGPUでは当たり前なので問題はない。一番の問題はマザーボードがXeon phiに対応しているかどうかが重要。これはAbove 4G decodingと呼ばれるもので、Xeon phiやTeslaなどが利用するオプションとなっている。
これが有効にできないマザーボードでは残念ながらXeon phiを使うことができない。とはいえ、最近普通のサーバー系のマザーであれば問題ないが、コンシュマー向けだと、非常に限られており、調べた限りでは、

・Asus P9X79 WS
・Asus P9X79-E WS
・Asus P8Z77 WS

ぐらいしかなかった。いずれも古いマザーなので、入手は難しくなっており、自分はなんとかP8Z77 WSを手に入れXeon phiを動かすことに成功した。

まあ、ここまではなんとかなるとして、次の問題はS31P1はエアフローがパッシブ(つまりファンがついていない)なので、冷却が非常に問題となる。これに関してはなんとか写真のようにPCIスロット用のFOX-2というファンがアタッチしたので、利用している。ただこれだけだとすごく負荷をかけるとXeon phiの温度が100度を超えてしまうので、排気用のファンを追加することでなんとか100度以下にすることができた。
冷却システム今後改善していかないといけない。

IMG_20150208_232509s.jpg



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